Tableau Ambassador(タブローアンバサダー)とはどんな制度?KTさんにインタビュー!

Tableau Ambassadorとはどんな制度?KTさんにインタビュー

JTUGコンテンツマーケティングチームのyudy (@udviz) です。皆さんはTableau Ambassador(タブローアンバサダー)をご存じですか?2021年9月に、Tableau Ambassador 2021 が発表されました。2021年は国内在住の日本人としては過去最多の10名が選出されるなど、盛り上がりをみせています。この記事では、Tableau Ambassadorとは何かを紐解くべく、KTさんにお話をうかがいました。

Tableau Ambassador(タブローアンバサダー)とは?

ーー本日は、2021年のTableau User Group Ambassadorに選出されたKTさん (@DATA_Saber) に、Tableau Ambassador(タブローアンバサダー)とは何者なのか?どんな活動をするのか?など、気になるアレコレをおうかがいします。あらためましてKTさん、Tableau User Group Ambassadorへの就任、おめでとうございます!

KT:
ありがとうございます!素敵な皆さんと一緒に選出されて、とても嬉しく思っています!

ーーいきなりですが、Tableau Ambassadorとはどういう人たちなんでしょう?「Tableau界隈のなんかすごい人たち」というフワッとしたイメージはありますが…。

KT:
簡単に言うと「Tableauの素晴らしさをさまざまな方法で多くの人に広めている人たち」です。IT業界に限らず、コンシューマー向け商品や地域の魅力を発信している方々もアンバサダーと呼ばれていますよね。アンバサダーは「プロダクトやサービスなどの魅力を広く伝える人」という意味の言葉なので、そのTableau版と考えてもらってOKです。

ーーたしかに他のプロダクト・サービスでも「○○アンバサダー」といったかたちで耳にしますね。今回KTさんは「Tableau User Group Ambassador」に就任されましたが、他にもいろいろジャンルがありますよね?

KT:
そうですね!いまでは全7つのジャンルでアンバサダーが選出されています。

・Forum Ambassador

・User Group Ambassador

・Tableau Public Ambassador

・Social Ambassador

・Student Ambassador

・DataDev Ambassador

・Tableau CRM Ambassador

(参考)Congratulations and welcome to the 2021 Tableau Ambassadors

それぞれの詳細は今回割愛しますが、例えばUser Group Ambassadorだと「Tableauのユーザー会をリードしている人」だったり、Tableau Public Ambassadorだと「魅力的な表現のVizを定期的に公開し、データビジュアライゼーションの可能性やテクニック等を広めている人」だったりと、それぞれのジャンルで活躍している人たちが選出されていると考えてもらって大丈夫です。

ーー選出されている方々を見ると、各ジャンルで精力的に活動されている方々ばかりですね。公式発表では、2021年は合計327名がアンバサダーとして選出されていますね。
2021年からTableau CRM Ambassadorが新設されたこともあり、人数は昨年対比93%増加しているそうです。

KT:
今でこそ大所帯になったTableau Ambassadorですが、制度開始当初は9名しかいなかったんですよ。

Tableau Ambassador(タブローアンバサダー)はいつから始まった?

ーーえ、そうなんですか?設立当初というと、いつ頃の話なんでしょうか?

KT:
さかのぼること2015年、当時のTableauコミュニティの中から、特に ”leadership” “knowledge” ”advocacy” に秀でた方々が初代アンバサダーに選出されました。「Tableauの素晴らしさをもっと多くの人に伝えたい」という思いから、コミュニティの活性化に貢献してくれた存在です。

(参考)Meet the Tableau Ambassadors! – 2015年当時の初代Ambassadorの皆さんが紹介されています

ーー現在のAmbassadorの数から考えると、ちょっとびっくりしました。言い換えると、2015年当時と比較して、Tableauが世界中に広がりを見せている証でもあるのかなとも思いました。
そういえば、Tableau Publicに選出されたLM-7さん (@LunarModule7) が「今年でアンバサダー5年目」とツイートしていましたが、アンバサダー制度が2015年に始まったことを考えると、かなり古参のアンバサダーなんですね。

KT:
LM-7さんは、2017年のTableau Public Ambassador 初選出以来、毎年同タイトルに選出されています。長きに渡って日本代表としてTableauとデータビジュアライゼーションの可能性を切り拓いて下さっていますね。なお、LM-7さんは猫さんなので、日本代表とは別枠かもしれませんが(笑)

(参考)Meet the 2017 Tableau Ambassadors – 2017年に選出されたアンバサダーが紹介されています

KT:
Tableau Ambassadorの他にTableau Zen Masterという制度もあり、どう違うのか気になっている方も多いのではないかと思います。Tableau Zen Masterは”Master” “Teacher” “Collaborator” のすべてを兼ね備えた存在です。Tableau Ambassadorはプラットフォームや活動方法に特化して活動内容が評価されますが、それとはまた異なる軸で選考されたハイレベルな人たちだと思ってください。

2018年には、アジア太平洋地域在住の日本人として初めて、木村さん (@SimplVizBest_YK) がZen Masterに選出されました。

当時のTableauコミュニティは欧米在住の方々の存在感が今よりも強かったんです。LM-7さんや木村さんのような、日本国内で活躍するユーザーの活動が世界的に認められたことによって、国内のTableauコミュニティの存在感・レベルの高さが明るみに出た。そう言っても過言ではないでしょう。

(参考)Tableau Zen Master

「Tableau Ambassador(タブローアンバサダー)はなろうと思ってなるものではない。なるべくしてなるもの」

ーー先人が切り拓いてくれたおかげで、いまのTableauコミュニティがあると思うと感慨深いですね…。LM-7さんや木村さんは現在も精力的に活動されていますし、多くの秀麗なViz・実用的なVizを公開してくださっていますよね。私自身、Viz作りにおいても大いにインスパイアされています。継続的な活動に感謝が尽きないですね。
ところで、そもそもなんですがTableau Ambassadorってどうやったらなれるのか、気になる人も多いのではないでしょうか。ぜひその辺りについても教えてください。

KT:
まず、声を大にして言いたいのは「Tableau Ambassadorはなろうと思ってなるものではなく、なるべくしてなるもの」ということ。自薦・他薦問わずTableau Ambassodorにエントリーできますが、最終的に選出された皆さんはアンバサダーになろうと思って活動してきたわけではありません。活動の積み重ねが評価されてアンバサダーに選ばれているんです。

選出にまつわるキーワードはいくつかあります。さっき、yudyさんの言葉にあった「継続的な活動」は重要な要素です。

(参考)2021 Tableau アンバサダーの推薦および応募の受付開始 – 2021年のTableau Ambassador募集要項です

ーースポットでイベントを開催する。力作Vizを公開したりする。そういった活動自体、結構ハードルが高いと感じる人が多いのではないでしょうか。そんな「ハードルが高い」活動を、年間通じて継続的におこなう姿はまさにアンバサダー然としていますね。皆さんの活動の様子を見ていると、散歩をするかのようにやってのけているように見えます。選出された皆さんにとって、各ジャンルにおける活動は日常生活の一部なんでしょうね。

KT:
そうかもしれません(笑)。もちろん、ひとつひとつの活動はエネルギーを使いますが、それら自体はまさに日常生活を送るがごとくやっている気がしますね。

ーー「継続的な活動」のほかに、Tableau Ambassador選出において重要なキーワードはありますか?

KT:
これも実は既にご紹介してきましたが、「パブリックな活動」がもうひとつのキーワードです。

ーー確かに、無意識に「パブリックな活動」について言及していましたが、もう少し詳しく教えてもらえますか?

KT:
アンバサダーには「Tableauをさまざまな方法で多くの人に広める」役割があります。つまり、活動がパブリックにおこなわれている必要があります。

自分の所属している企業などの組織内で精力的な活動をしている人は多くいます。そういった方々の活動は、非常に多くの組織内のメンバーに影響を及ぼしており、素晴らしいものです。しかし、アンバサダーとしての活動とは異なります。

アンバサダーの場合は、パブリックな活動ができているかどうかがポイントです。自身の活動を通じて、外の世界の多くの人にいかに影響を及ぼしたかが評価されています。

組織内での推進とパブリックな活動、当然ですが優劣があるわけではありません。あくまでもアンバサダーという切り口では「広く公開された活動の継続的実施が評価されている」とお考えください!

Tableau User Group Ambassador という立場をどう生かす?

ーーTableau Ambassador制度について、かなり理解が深まりました。Tableau User Group Ambassadorという立場を活かし、今後注力していきたい取り組みや、チャレンジしたいことはありますか?

KT:
アンバサダーという名はキッカケ、スタート地点だと思っています。過去の活動が評価された結果、現在アンバサダーに選出いただいたわけですが、その結果、今までにない栄誉やネットワークを得ることになります。つまり、これまでよりすごいことができるチャンスをいただいたんです。ということは、未来の活動が今までと同じで良いかというと、そうではないと私は思っています。いただいた名にふさわしい活動をして、私を選んでよかったなと思ってもらいたいですね。

アンバサダーという立場をいただいたからには、これまでの延長線上にいたくないですし、その立場を生かした活動をしていきたいと思っています。

ーーアンバサダーだからこそ生かせるもの、というのは例えば何が挙げられますか?

KT:
アンバサダーになったメリットのひとつに、世界中のTableau Ambassadorとのつながりが挙げられます。日本のTableauコミュニティの活動をより世界中に知ってもらうキッカケになると思っています。もちろん、国内のTableau Ambassadorとのつながりも貴重です。こうしたつながりを積極的に活用したいですね。

「アンバサダー同士がコラボし『Tableau Ambassadorが考えた最強のイベント』を企画します!」

ーー「アンバサダー同士のつながり」という言葉に少しわくわくしています。各方面で秀でた皆さんの化学反応に期待してしまうのですが、具体的に考えていることがあれば、こっそり教えてほしいです!

KT:
私はTableau User Group Ambassadorということもあり、新しいカタチのユーザー会を企画したいですね。User Groupはイベントという場を提供できるので、そのほかのカテゴリのアンバサダーのみなさんの活躍や、発信されている内容を知ってもらえる場を用意したい。多くの人に楽しんでもらえるよう、エントリーレベルのイベントから、玄人好みするハイレベルTips飛び交うイベントまで、幅広く思い描いています。

一言で言うと、「Tableau Ambassadorが考えた最強のイベント」ですね。企画するので、アンバサダーの皆さん、お声掛けしますね!!どんどんコラボしていきましょう!!

ーー「Tableau Ambassadorが考えた最強のイベント」…。こんなの期待するしかない…!ネーミングがずるい…!めちゃくちゃ期待してます!!

日本国内のTableauユーザーに向けて一言

ーー最後に、国内のTableauコミュニティの皆さんに一言いただけますか?

KT:
Tableauが目指している「すべての人がデータを見て理解できる世界」の実現に向け、ユーザーの一人として皆さんと一緒に歩んでいきたいです。そのために、ユーザーの皆さんと今後もっと気兼ねなくコミュニケーションを図りたいですし、そのための場・機会を積極的に提供していきます。すべての人がデータドリブンの恩恵を受けられる世界に向けて、一緒に歩んでいきましょう!!

取材後記

Tableau Ambassadorが持つ「力」は多くの人が肌で感じているのではないでしょうか。この「力」は、スキル、熱意、人柄など多要素が絡み合って生み出されたものですが、パブリックな活動を継続的におこなっている姿がアンバサダー然とさせているのだと気付かされました。アンバサダーによる一連の活動が、Tableauコミュニティの成長に多大なる貢献を果たしてきた点に、あらためて敬意を払いたいです。今後、Tableau Ambassador同士のコラボレーション加速に伴い、コミュニティとしての新たな価値創造が期待されます。今後も、アンバサダーの活動から目が離せません。

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