【5分で読める】TableauユーザーがSQLを学ぶ必要はあるのか?【Tableau✖️SQLユーザー会#1】レポート

JTUGサポーターズのmamma_dsです。
2021年10月7日に行われたTableau×SQLユーザ会の「TableauユーザーがSQLを学ぶ必要があるのか?」を簡潔にまとめてみました。参加された方の振り返りや、見てないけど5分くらいで概要を知りたい方向けです。といっても、わたくしの主観も入っていますので、まだYoutube動画(約1時間)を見ていない方はこの記事をきっかけに見て頂くと良いと思います。自分の立ち位置は中間です。
第2回は2021年11月18日に開催予定です。開催案内はこちら

登壇者

全体まとめ

  • TableauユーザもSQLを学ぶと絶対プラスになる
  • すべてのTableauユーザがSQLを学ぶ必要はない。パフォーマンス等Tableauのみで限界を感じてからSQLを学ぶのもよし。
  • 「ビジネスサイド(Tableauで分析する人)」、「ITエンジニアサイト」とのかけはし役(両方わかる人)が重要(協力して日本のデータ分析を変えていこう)

個人的な感想としては、今回の内容は「ビジネスサイド、エンジニアサイドからみて、データ加工・分析のどこが問題でどうしていくのが良いのか?」となっていますので、SQLという言葉は聞いたことあるけど、知らないって方にもご覧頂きたい内容でした。以下、もう少し詳細です。

そもそも、TableauユーザがSQLを学ぶ必要があるのか

  • そもそもTableauの裏でSQLが流れている
  • CreatorはSQLを知っていた方が良いかも。
  • ビジネスとエンジニアに溝。両社のコミュニケーション重要。SQLは共通言語になるかも。
    →それぞれの想いがあってしかるべき。この思いをつないでやっていくのは難しいけどやっていきたい。
     エンジニアサイド:
           テーブル構造と結合くらいは理解してほしい。
           要求がどんどん変わる。 
     ビジネスサイド:
           要求変わるの仕方がなく、やってわかることもある。
           すべてのデータを理解するのは厳しい。

TableauユーザがSQLを学んだらこんなことがわかる

  • パフォーマンス(なんで遅い、どこが遅い)がわかりやすい、納得しやすい。
  • SQL知っていてもTableauは使う。SQL書かないのは楽。システム開発テストにTableau活用。
  • パフォーマンスモニタ使っていない人が多い→第2回ユーザ会で使うよ

TableauユーザにとってのSQL

  • ビジュアル・アナリティクスサイクルでGETデータに戻った時にサイクルが止まるのはよくない。早く回せるように誰が何をできたら良いかの考える必要あり。Tableau単体ではできないことも。Prep、SQLでサイクルを高速に回せるとよい。
  • Prepでデータ処理検証(ビジネス)→SQLで安定化(エンジニア)のやり方もあり。Prepはデータ処理のデザインツールにもなる。
  • かけはし役(ビジネス、エンジニアどっちもわかる人)は重要な人だし、これから活躍。

開催案内&Youtube動画リンク

TechPlay開催案内
最初から見る(1時間15分)
 オープニング(4分)
 そもそもTableauユーザがSQLを学ぶ必要があるのか(23分)
 TableauユーザがSQLを学んだらこんなことがわかる(19分)
 TableauユーザにとってのSQL(24分)

おまけ:かけはし役(自分の呼び名はインタープリター)

ユーザ会では中間(どちらも解る人)を「かけはし役」と言われていました。自分も実は数年前から目指しています。ちょっと呼び名は違っていて「インタープリター(翻訳者)」としています。ビジネスとエンジニアの両方の言葉や想いがわかり、翻訳できるひとです。Tableau紹介を業務で行うこともあります。まったくTableauを知らない人にいかに感動してもらうか、これも「インタープリター」だと思っています。映画の字幕のように、直訳ではなく、お互いの文化を理解して簡潔に翻訳できる人が「インタープリター」です。でも、残念なことにこの「インタープリター」なかなか上司に評価されないこともあります。トラブルを未然に防止していく役割なので成果が判りにくいです。そもそも簡単だったのか、インタープリターとして活躍できたのか?トラブルが発生して火消しをした方が問題の大きさがわかって評価されやすいです。最近になってやっと周囲の人に「インタープリター」の重要性が認知され始めました。「かけはし役」または「インタープリター」が当たり前の存在になり、重要な役割だと認知されると、データ分析の世界が変わってくるのでは?と思っています。

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