参加レポート 中国Tableauユーザー会 サッカーのデータを可視化してみよう! & Japan Football Tableau User Group(JFTUG)発足のお知らせ

こんにちは。コラボ企画チームのTokoです。5/16に中国Tableauユーザー会主催のオンラインイベントに参加してとても楽しかったのと、イベント内で素敵な重大発表があったので報告させていただきます。

中国Tableauユーザー会 とは

中国Tableauユーザー会とはChinaのユーザー会ではなく、中国地方の地域ユーザー会で、広島を中心に2018年から活動されています
発足時は地域のTableauユーザーへの最新情報や活用事例の紹介とネットワーキングのためのリアルイベントが中心でしたが、コロナ渦以降、中国地方や広島の魅力を発信するTableauとデータを活用したオンラインイベントも開催されています。オンラインのおかけで、全国どこでも誰でも参加可能ということで、過去にはひろしまの観光データを可視化するイベントビジュアル化の達人 Yoshitaka Kimuraさん(きむにい)からクリエイティブなダッシュボードを制作する上での秘訣を学ぶイベントなどユニークな企画で私も楽しく学ばせていただきました。

今回のイベントは、〈5/16 オンライン開催〉サッカーのデータを可視化してみよう! 【中国Tableauユーザー会】|IT勉強会・イベントならTECH PLAY[テックプレイ]
サッカーには興味も関心もない自分が参加してもいいものか迷いましたが、「サッカーに詳しくない人でもわかるよう解説します」とあったので、中国Tableauユーザー会のイベントなら楽しいに違いないと申し込んでみました。

オープニングからデータ接続まで

当日は会場のTeamsに約50人もの方々が集まりました。過去最高の参加者数だそうです。
サッカーのデータなんて、普通なかなか触れる機会がないですものね。

オープニングのごあいさつの後、さっそく、Jリーグなどのサッカーチームではどのようなデータが扱われるかというお話から始まりました。
試合のデータ以外にも、いろいろなデータを活用しているんですね。


今回は実際の試合のイベントデータを使って、パスやシュートなどのボールの動きをこのように可視化するのがゴールです。こんなの私にも作れるのかな。


次に用意していただいたファイルを各自ダウンロードし、ハンズオンのスタートです。
データへの接続、リレーションの設定を1ステップずつ丁寧な説明を聞きながら進めます。

ハンズオンがサクサク進みます

接続したデータはなんと134項目もあり、途方にくれますが、まずはパスなどのボールの動きの始点のXY座標をプロットして散布図をつくるところからスタートです。


背景に用意されたピッチの画像をいれる設定を教えていただき、たちまちそれらしくなってきました。
なるほど、こうやって狙った位置に背景画像をはめこむんですね。


次にパスの始点と終点をつなぐための関数を作成します。最初のリレーションはこのためだったんですね。
そのあと、説明にしたがってマークの設定を変えていくと・・・

↑これが・・・・いきなり↓こうなって、それなりにパスの軌跡が可視化されて「おおっ」って声がでちゃいました。四隅から伸びてるのはコーナーキックですね。


前後半のフィルターやチーム毎の色分などの設定をした後、相手チームはデータの座標が左右逆なので合わせるための計算式の修正方法など、1ステップずつその意味を丁寧に説明してくださるので、ほんとうにわかりやすかったです。

最後はtimestampをページにいれて、リアルな試合のようにボールの軌跡を可視化するVizを完成することができました。自分でこんなVizつくれたなんて、信じられない。(いわれるままに操作しただけですが)

ひとつひとつの手順ごとに、なぜその設定が必要なのか説明がとてもわかりやすく、納得しながら進めることができました。これまで何気なく使っていた機能もより深く理解でき、とても楽しく学びの多いハンズオンでした。
他にもたくさん項目があるので、サッカーに詳しければ、もっともっと楽しめそうです。

サッカー大好きな参加者の皆さんは、興味津々でたくさん質問が寄せられました。
なかには今シーズンのマリノスの不調の原因はどうしたものかという困った質問も(笑)

その後の懇親会でもサッカー談議に花が咲いて盛り上がりました。

今回のデータソース

今回の使用したデータは、スポーツデータと分析を提供する企業 Hudl StatsBombが、無料で公開している2024シーズンのJ1リーグのデータから、2024/9/22のサンフレッチェ広島vs横浜マリノス戦をピックアップしたものだそうです。元データのJSONから、今回イベントを企画された丸山さんが、Tableauで可視化しやすいようエクセルファイルに整形してくださいました。
周到なデータ準備があったから、私でもサクサク可視化できたんですね。感謝しかありません。

※ Hudl StatsBombは、特にサッカーにおいて高度なデータ収集と解析を行っています。 ​プレッシャー、パスの出した足、ショットインパクトの高さなどのユニークな指標を含み、チームや選手のパフォーマンス分析、リクルート、対戦相手のスカウティングに活用されています。
公式サイト:https://statsbomb.com/ja/

重大発表 Japan Football Tableau User Group (JFTUG) 発足

サッカー大好きなTableauユーザーの皆様に朗報です。
イベント中にJapan Football Tableau User Group (JFTUG)発足が発表されました。

Vision Mission Value はこちらです。めちゃくちゃ楽しそう。


JFTUGの運営に参加希望の方はX(旧Twitter)で丸山さん(Kosuke Maruyama (@kosukemaruyama1) / X)にDMまたはリプライで連絡くださいとのことです。
近々一回目のイベントを開催予定とのこと、みなさん丸山さんのアカウントをフォローしてお知らせを待ちましょう。

また、今回も素敵なイベントを開催してくれた中国Tableauユーザー会の活動に興味のある方は、運営のみのるさん(みのる (@minoru_tech) / X)までご連絡くださいとのことです。

地域ユーザー会参加の勧め

コロナ渦を経て、最近、全国の地域ユーザー会が熱いです。
現地参加はハードル高いけど、オンラインやハイブリッドで開催されることも増えています。
その場でしか聞けない情報や学びも多く、懇親会では家にいながらその地域ならではのお話を伺うことができるのも魅力です。
ゆかりのない地域のユーザー会は自分には関係ないとスルーするのはもったいない・・・オンライン枠をチェックして参加をされることをお勧めします。

丸山さん、中国Tableauユーザー会のみなさま、有意義な時間をありがとうございました。
次回のCTUGとJFTUGのイベントも楽しみにお待ちしています。

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